探偵日記

罪悪感のないウソ

探偵日記

「今日”女の友達”と飲んでくる!」

この言葉が最後。

これで、ツラい毎日から解放される、、、

1年間パートナーの浮気を我慢して、
家族のフリをする、、、

相談者にとっては
<罪悪感の尽きないウソ>
の毎日。

しかし、5年間連れ添ったパートナーは
<罪悪感のないウソ>
を当たり前のようにつく。

”気づかれていない”

この思考は人間の悪事を加速させ、
倫理観をバグらせる。

”バレていない”

という思い込みが、とんでもない
悪事であっても許容する。

ウソに始まり、万引きや援助交際、
詐欺やサクラ活動も大して変わらない。

全ては、自分が楽しければいいという
利己的な精神とバレなければいいという
排他的な精神が”欲”を掻き立てているから。

探偵にとっては相手が油断している
絶好のチャンス。

しかし、、、

相談者にとっては身を削るようなツラい
感情、、、憎悪や悲しみが溢れている。

「お前、浮気しているだろ!」

と抑えきれない感情を抑えなければ
いけない。

そして、わたし達も抑えるように
サポートし、ケアする。

確かにツラいだろう。

しかし、一時の感情で行動し、
全てを失うなんて、、、

そんな”未来”を選んでほしくない。

ただ、、、それだけ。

「今日も、わたしにウソをついていきましたよ」

泣きそうになる相談者に対して、
慰めなんて無意味。

わたしができることは、
<罪悪感のないウソ>
を白日の下にすることだけ。

探偵という業務に就く人の中には、

「よし!浮気の証拠だ!」

と相談者の気持ちを無視するように、
証拠にありついたことを喜ぶ利己的な人もいる。

自分の生活や稼ぎが第一なのはわかる。

しかし、その利己的な思考が成功報酬という
”欲”に目が眩むと、、、

<罪悪感のないウソ>

を重ねる。

パートナー、探偵のウソで人生を左右される
人生を相談者には送ってほしくない。

<罪悪感のないウソ>

は敵でしかない。

だからこそ、わたしは手を抜かないし、
リスクと安全なら”リスク”を優先する。

リスクはある、、、しかし、功を奏すれば、
チャンスや幸運を引くこともある。

100%予想の範囲内できることは
存在しない。

どこの世界も。

だからこそ、わたし達、探偵の腕を頼る人に、
わたしはウソはつかない。

だからこそ、99%の成功を収められる。

ぶっちゃけ、めっちゃツラいですが(笑)

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