渡される写真は、とても
✅幸せそう
✅嬉しそう
✅楽しそう
しかし、それは数か月前までの姿。
社会的な体裁を保つために、
仮面夫婦を演じ、家庭内は
会話さえない。
「ちょっとした喧嘩だったんです」
ツラそうに相談する彼の目には涙が溢れ、
子供達への影響を気にするばかり。
洗剤の使い過ぎで起こった夫婦喧嘩は
離婚の危機にまでなっていた。
という建前がほとんど。
ささいな喧嘩をするのは、お互いに
知って欲しい気持ちがあるから。
裏を返せば、相手に興味を持って
欲しいという強い思い。
そこには失敗もつきもので、その度に、
お互いの足りないものを補っている。
それが”大好きなパートナー”との関係
だったはず。
しかし、関係をリセットしようとするように
”大嫌いな他人”として見るようになる。
これはお互いの考えや意見が異なる喧嘩でも
価値観の違いでもない。
突然の変化は、大切な人(興味を持ってほしい人)が
変った答えでもある。
多くの人は、この気持ちの変化を誤魔化す。
”大好きなパートナー”に嫌われたくない
という心理がそうさせる。
しかし、、、
”大嫌いな他人”になってしまった以上、
相手の興味はすでにない。
お互いを支え合うような気持が既に
ない状態なのだ。
そんなとき、”大好きなパートナー”で
いようと身を削る人も多い。
しかし、その気持ちが180度好転する
ことは少ない。
少しでも気持ちが傾いている状態なら
まだ修復の可能性はある。
ただ、、、
壊れてしまったもの、崩れてしまったものは
元通りにはならない。
人の気持ちも同じ。
探偵という仕事は相談者と加害者両方の
心理に向き合う仕事でもある。
なかなかに重くツラい現実は多い。
では、また。
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